畳工事には状態や時期により、「裏返し」「表替え」「新調」があります。 適切なタイミングでメンテナンスすることにより、より長く使用できて経済的です。
畳のおすすめのメンテナンス時期と各工程
どのタイミングで、どの部分をメンテナンスした方がいいかをまとめました。
3〜5年⽬ころのおすすめメンテンナス:「裏返し」
「畳表」を剥がして、裏返してきれいな面を引き続き使うための工事です。
1.畳のお預かり
お客様宅からお預かりした畳です。
2.畳表をはがします
裏は綺麗ですね!
畳床の不具合があった場合、ここで調整します。
3.裏返した表をつけます
裏返しして、きれいな面を外側に出して畳床につけていきます。
4.新しい畳縁をつけます
変わった柄にイメチェンしてもいいかもしれませんね。
5.完成&仕上げ
ブラッシング仕上げをして完成!新品のようにきれいになりました!
5〜10年⽬ころのおすすめメンテンナス:「表替え」
芯材の畳床はそのままに、表面の「畳表」を新しく変える工事です。
1.畳のお預かり
お客様宅からお預かりした畳です。
2.畳表をはがします
上が新しい表です。
畳床の不具合があった場合、ここで調整します。
3.新しい表をつけます
既存の畳床に新しい表を付けます。イ草のいい香りがします!
4.新しい畳縁をつけます
変わった柄にイメチェンしてもいいかもしれませんね。
5.完成&仕上げ
ブラッシング仕上げをして完成!新品のようにきれいになりました!
15年以上からは「新調」
畳床が傷んだり、模様替え、リフォームなどで種類や機能を新しくしたい場合などに、畳床と畳表を新しく変える工事です。
1.畳床の用意
当社で製造したピカピカの畳床です。
2.お部屋の寸法に合わせてカット
畳の丈部分をミリ単位でお測りした寸法にカットします。
3.表をつけます
新品の表をつけます。カラーやデザイン表も選べます。
4.お部屋の寸法に合わせて最終カット
畳の幅部分を寸法通りにカットします。
5.畳縁をつけます
縁(へり)を付けます。こちらも多様なデザインから選べます。
6.仕上げ
ブラッシング(拭き仕上げ)をして新品の畳が完成です!
お客様の快適の為に!畳に込められた品質へのこだわり
畳はみんなオーダーメイド!?
畳のサイズは実はオーダーメイド!お客様のお部屋の間取りなどに合わせて畳をカットしています!
「1畳」といっても、実は畳の種類によって、サイズが違うことをご存知ですか?
関東と関西では寸法が違ったり、団地と新築マンションで「本当に同じ6畳?」と驚くほど広さが違うことがあります。
畳を設置するためには、まずお部屋の寸法を丁寧に測り、寸法に合わせて畳をカットして、お客様のお部屋にぴったりのオーダーメイドの畳を仕上げているのです。
見えないこだわりが品質を決める!「経糸(たていと)」のお話
伝統的な畳表はイ草を糸に織り込んで作られています。
その「経糸(たていと)」は表に見えることはありませんが、実は畳の品質を大きく左右します!
「畳表」とは畳の表面を覆っているゴザのことで、畳表の品質はイ草の種類・イ草の打ち込みの数・経糸などによって変わります。
経糸は主に麻糸や綿糸などが使用され、畳の丈夫さ、へたれにくさ、踏み心地、目の美しさなど、畳の品質に大きく関わっている部分です。綿糸よりも麻糸、そして1目に2本より4本5本と数の多い方が高品質です。
見えないこだわりが品質を決める!「畳床」のお話
芯材である「畳床(たたみどこ)」は、柔らかくしっかりとした踏み心地を支える大切な部品。時代に合わせて断熱性やクッション性などの機能性がどんどん進化しています!
畳床は多様化するニーズに合わせて、お客様の快適の為にどんどん進化しています!
一部をご紹介致します。
建材畳床Ⅰ型
タタミボードのみで構成。耐久性に優れています。
建材畳床Ⅱ型
上にタタミボード、下にポレスチレンフォームの二層構成。断熱性に優れています。
建材畳床Ⅲ型
Ⅱ型にタタミボードを更に追加。耐久性、断熱性のバランスが良く、東日本で現在多く使われています。
衝撃緩和型
緩衝材を断熱材とクッション材で挟んだ構造。転倒防止にも効果があり要支援・要介護用品に認定され、介護保険の9割給付対象です。(自治体による)
浮く畳床
ポレスチレンフォーム板を防水補強板で挟んで、上にクッション材をつけたもの。災害時に「船」として、軽いので避難時のベッドとして。部屋の1畳だけでも入れ替えておくと安心です。
当社オリジナル畳床
各畳床にクッション材や緩衝材を組み込み、お客様のご要望に沿ってオーダーメイドいたします!
その他、薄畳や、床暖房対応、ペット用などなんでもご相談ください!